京セラの太陽光発電を長く使ってこられたご家庭で、最近ハウスメーカーから「蓄電池を設置しませんか?」という提案を受けて、迷われている方が増えています。「売電価格も下がってきたし、今後のために蓄電池が必要なのかな?」と悩むのも無理はありません。
京セラの蓄電池『Enerezza(エネレッツァ)』は、太陽光で発電した電気を蓄えて自家消費できる製品で、電気代の節約や停電時の備えとしても注目されています。
とはいえ、「この価格は妥当なの?」「他社と比べてどうなの?」「我が家に本当に合っているのかな…」と、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。蓄電池は決して安い買い物ではありません。だからこそ、特徴や価格相場、補助金制度、他社との違いを知って、納得したうえで導入することが大切です。
この記事では、京セラの蓄電池『エネレッツァ』について、特徴・価格・補助金・他社との違いまで、わかりやすくご紹介しています。
「ハウスメーカーの提案でこのまま進めていいの?」「もっと自分に合った選び方はないかな?」とお悩みの方も、ぜひご覧ください。
蓄電池はご家庭によって最適なプランが異なります。少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。専門スタッフがあなたの状況に合わせて、丁寧にお手伝いいたします。

京セラの蓄電池「エネレッツァ」の特徴は?容量・機能・停電対応をやさしく解説
京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、住宅用の単機能型蓄電システムとして設計されており、使いやすさとコストバランスの良さから注目されています。特に、すでに太陽光発電を導入済みのご家庭にとっては「後付けしやすい蓄電池」として人気のシリーズです。
容量は5.5kWh・11kWh・16.5kWhの3タイプから選ぶことができ、家族構成やライフスタイルに合わせて無理のないサイズ選びができます。いずれも屋内・屋外設置に対応しており、日本の住宅事情にもなじみやすい点が特長です。
エアコンの室外機ほどの大きさの蓄電池ユニット1台を設置すれば5.5kWh、2台なら11kWh、3台なら15kWhの蓄電容量です。
京セラの長年の実績に裏付けられた品質や半個体クレイ型蓄電池の高寿命が特徴です。国内メーカーならではの、製品品質は長期間の稼働も安心できます。
停電時には、非常用コンセントから蓄電池からの電力を使用することができます。もしくは、あらかじめ1回路を決めておけば、その回路から100V家電を使用することができます。
京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、太陽光発電の電気をもっと有効活用したい方、停電対策をしながら電気代の節約も考えたい方に、安心して候補に加えられる一台です。
京セラの蓄電池「エネレッツァ」の価格は?
導入費用と相場の考え方を解説

エネレッツァ一覧
型式 | EGSーLM0550 |
蓄電池ユニット | 1台 |
蓄電池 定格容量 | 5.5kWh |
蓄電池 初期実効容量 | 4.7kWh |
希望小売価格 | 3,036,000円 |
型式 | EGSーLM1100 |
蓄電池ユニット | 2台 |
蓄電池 定格容量 | 11kWh |
蓄電池 初期実効容量 | 9.4kWh |
希望小売価格 | 5,236,000円 |
型式 | EGSーLM1650 |
蓄電池ユニット | 3台 |
蓄電池 定格容量 | 16.5kWh |
蓄電池 初期実効容量 | 14.1kWh |
希望小売価格 | 7,436,000円 |
蓄電池の導入を検討するうえで、やはり気になるのが「価格」ではないでしょうか。京セラの「エネレッツァ」シリーズも、容量や設置環境によって費用は大きく異なります。
たとえば、5.5kWhクラスのモデルであれば、本体価格と設置工事費を含めて、おおよそ140万円〜160万円前後が目安となります。10kWh以上のモデルになると、200万円〜250万円を超えるケースもあります。ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、実際の費用はお住まいの状況や既存の太陽光設備との接続内容によって変動します。
また、京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、ハウスメーカーや工務店を通じた提案では、相場よりもかなり高い見積もりが提示されるケースも少なくありません。一方で、極端に安さを売りにしている業者では、工事の品質や追加費用のトラブルが発生するリスクもあります。
「この価格は適正なのか?」「もっとコストを抑えられる方法はないのか?」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。ご家庭の状況に合った適正価格で、安心できる蓄電池導入をご提案いたします。
カタログを片手に確認!見逃しやすい蓄電池の注意点とは?
「15年保証」保証期間の違いと注意点
京セラの蓄電池「エネレッツァ」には、製品本体の機器保証が15年ついています。これは安心材料のひとつですが、カタログの小さな文字をよく見ると、いくつか見落としやすい注意点もあります。
リモコンは5年保証、自然災害保証は10年です。また保証適用時には保証の控えが必要だったり細かな指定があり色々と注意が必要です。
故障時の保証対応はメーカーにより厳しかったり、緩やかだったりするので、できれば大らかな対応なメーカーを選びたいですね。
一般的に蓄電池の保証期間は15年が標準なので、長期間安心して利用することができます。ただ中には保証期間中に蓄電池事業から撤退するメーカーもあるので、カタログ表記だけではなく、メーカーの保守に対する姿勢や故障率などを参考にすると良いでしょう。実際の事例はお気軽にお問い合わせください。
どの容量が選ばれている?京セラ「エネレッツァ」の人気モデルを解説
京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、5.5kWh・11kWh・16.5kWhの3つの容量タイプから選べます。その中でも、もっともおすすめなのが5.5kWhのモデルです。
理由は、「価格と実用性のバランスがとても良いから」。
あまり蓄電池に費用はかけたくないが、停電に最低限備えたい、発電した電気を最低限有効に活用したいなら、京セラの蓄電池「エネレッツァ」5.5kWhがぴったりです。
太陽光発電でつくった電気を無駄なく自家消費でき、電気代の節約にも効果的。夜間の照明や冷蔵庫、ルーターなどの生活に必要な電気をしっかりカバーできる容量で、「ちょうどいい」と感じるご家庭が多くなっています。
また、補助金制度との相性がいいのもポイント。容量がコンパクトなぶん、補助金を活用すれば初期費用の負担もかなり軽くなります。「まずは導入しやすいサイズから始めたい」という方にぴったりの選択肢です。
11kWhや16.5kWhのモデルも選べますが、「万が一の停電時にエアコンまで使いたい」「昼間もたっぷり蓄えておきたい」という明確なニーズがある方向けの容量です。また大容量の蓄電池を検討するならニチコンやオムロンなど他メーカーを蓄電池も優秀なものがあるので比較検討すべきです。
「我が家に合う容量はどれ?」と迷ったら、カタログや営業トークだけで判断せず、ぜひ一度ご相談ください。設置環境や電気の使い方に合わせたご提案をいたします。
屋内?屋外?エネレッツァの設置場所と注意点を解説
京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、屋内・屋外のどちらにも設置可能な柔軟な設計が特長です。ただし特別な事情がない限り、蓄電池は基本的に屋外に設置することをおすすめします。
京セラの蓄電池「エネレッツァ」の設置は、5.5kWhの蓄電池ユニットを併設するので、複数台設置すると結構なスペースを使うので、11kWhや16.5kWを検討するなら、他の蓄電池も候補にあげて比較検討すると良いでしょう。

5.5kWhなら1台設置でコンパクトです
蓄電容量 | 蓄電ユニット数 |
5.5kWh | 1台 |
11kWh | 2台 |
16.5kWh | 3台 |
Enerezza(エネレッツァ)性能一覧


エネレッツァ性能一覧
型式 | EGSーLM0550 |
蓄電池ユニット | 1台 |
蓄電池 定格容量 | 5.5kWh |
蓄電池 初期実効容量 | 4.7kWh |
希望小売価格 | 3,036,000円 |
型式 | EGSーLM1100 |
蓄電池ユニット | 2台 |
蓄電池 定格容量 | 11kWh |
蓄電池 初期実効容量 | 9.4kWh |
希望小売価格 | 5,236,000円 |
型式 | EGSーLM1650 |
蓄電池ユニット | 3台 |
蓄電池 定格容量 | 16.5kWh |
蓄電池 初期実効容量 | 14.1kWh |
希望小売価格 | 7,436,000円 |
京セラ蓄電池「エネレッツァ」は補助金対象?制度をやさしく解説
京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、多くの自治体で補助金の対象機種として採用されており、制度を上手に活用することで導入コストを大きく抑えることが可能です。初期費用が気になる方にとって、非常に心強い制度といえるでしょう。
また、補助金は国や都道府県、市町村など自治体から支給される場合もあります。申請条件や受付期間は地域によって異なりますので、最新の情報を知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
国の補助金
住宅省エネ2025キャンペーン
子育てグリーン住宅支援事業
エコ住宅設備 | 補助額 |
蓄電池 | 64,000円 |
東京都の補助金


「京セラ『エネレッツァ』実際どう?他社比較や注意点をチェック
京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、おすすめできる蓄電池ですが、価格や機種選びに間違うと後から、後悔することになります。まず、エネレッツァの大きな特徴は「単機能型」であることです。太陽光発電との連携に特化しており、すでにパワーコンディショナ(PCS)を設置されているご家庭であれば、機能をシンプルに絞ることでコストを抑えやすくなります。
また、エネレッツァは基本の5.5kWhモデルを必要な容量に応じて並列接続できる設計になっており、11kWhや16.5kWhといった拡張にも柔軟に対応可能です。「今は5.5kWhで足りるけれど、将来的に容量を増やしたい」といったニーズにも応えられる構成となっているのも、他社製品と比べた強みのひとつです。しかしながら、できることなら、最初からしっかりと適正な蓄電池を選ぶ方が、無駄な工事費用が抑えられるためメリットが大きいです。
すでにハウスメーカーなどから「京セラの蓄電池どうですか?」と提案された方も、最終的な判断の前に少しだけ立ち止まって確認しておきたいポイントがあります。
- お見積り価格が適正か?
- 目的に最適な蓄電池が選ばれているか?
- 発電や消費電力と蓄電容量のバランスは?
- 他社の機種比較はできていますか?
蓄電池を検討する際は、確認すべきことが多く、慣れていない方にとってはすべてを把握して判断するのは簡単ではありません。
納得のいく蓄電池選びのためにも、どうぞお気軽にご相談ください。
ハウスメーカーに勧められたけど…京セラ「エネレッツァ」のよくある質問をまとめました
- ハウスメーカーの見積もり価格は高いのでしょうか?
-
京セラの蓄電池に限らず、ハウスメーカー経由の見積もりは、仲介手数料や提携工事費が含まれていることが多く、相場より高くなりがちです。せっかく設置するなら、価格だけでなく「自分の家に合っているかどうか」も大切にしたいところですよね。
当社では中立的な立場から、最新の蓄電池事情をもとに、ご家庭のご要望に合った機種選びや価格のご相談を承っています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
- ハウスメーカー以外に頼んでも、保証や保険は大丈夫?
-
はい、ご安心ください。京セラの蓄電池「エネレッツァ」は、メーカーの施工基準に沿って正しく設置すれば、ハウスメーカー以外であってもメーカー保証の対象となります。
むしろ、蓄電池や太陽光発電に詳しいプロの担当者に相談することで、ご家庭に本当に合った選択肢が見つかり、後悔のない導入につながります。家のことはハウスメーカーで良いかも知れませんが、蓄電池は本当に蓄電池や太陽光に詳しい人にサポートがあるほうが安心できますよ。
- 京セラの蓄電池は本当にうちの家庭に合っているのでしょうか?
-
「ハウスメーカーから勧められたけれど、本当にうちに合っているの?」と不安に思われる方は少なくありません。
京セラの「エネレッツァ」は品質・信頼性ともに高い蓄電池ですが、ご家庭のライフスタイルや電気の使い方によっては、他メーカーの製品の方が向いている場合もあります。
たとえば、停電時に家全体をバックアップできる全負荷対応の製品や、大容量・中容量の蓄電池は他のメーカーでも優秀な機種があります。
京セラに強くこだわりがない場合は、他社の蓄電池も比較しながら検討することで、ご家庭に本当に合った選択がしやすくなります。
迷ったときは、第三者の立場で公平にアドバイスできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ハウスメーカーの提案に迷ったら、専門家が第三者の目でアドバイスします
ハウスメーカーや工務店さんから「この蓄電池がおすすめです」と提案されたけれど、本当にそれでいいのか迷っていませんか?
実は、ハウスメーカーや工務店さんは一戸建て住宅には詳しくても、蓄電池などの専門的な機器は、必ずしも十分な知識があるとは限りません。お世辞にも「詳しい」とは言えないケースも多く、提案される内容に特定のメーカーや機種に限定されることも多く、ご家庭に合っていないこともあります。
だからこそ、「このまま契約して大丈夫かな?」「他にも選択肢があるのでは?」といった不安を感じたときには、私たちのような専門家に一度ご相談ください。
私たちは特定のメーカーに偏らず、公平な視点でご家庭に合った蓄電池かどうかを一緒に見直します。パンフレットや見積書を元にご相談いただければ、最新の情報から「価格の妥当性」「補助金の活用」「容量や機能の選び方」など、わかりやすくアドバイスいたします。
もちろん、ご相談は無料です。無理な営業や勧誘もありませんので、安心してお問い合わせください。