蓄電池を設置したら充電しながら電気は使える?
家庭用蓄電池と太陽光発電システムの働きを説明します。
通常時の太陽光と蓄電池の動き
蓄電池に充電しながら電気は使えるか。結論から言うと使える場合と使えない場合とあります。
まず通常時の蓄電池・太陽光発電システムの動きをみます。
通常時の太陽光発電の動き
通常時の太陽光発電システムの動きは、最初に発電した電気は自己消費されます。これは蓄電池が設置されていても、蓄電池がなくても同じです。
高い売電価格の場合は余った電気は売ります。
売電価格が下がっている場合には、蓄電池に充電します。
上記のように太陽光の売電の状況によって、売電優先か蓄電優先か変える必要があり、蓄電池の運転モードで設定します。
通常時の蓄電池の動き
太陽光発電システムの発電が見込めるお昼は、蓄電池は太陽光発電の余剰電力から充電をおこないます。
太陽光発電システムから余剰電力がある時には、蓄電池からの電気は使いません。ただし発電量が落ちたり、消費電力量が上がった時には、蓄電池が稼働して足りない電気をおぎないます。
太陽光発電システムの発電を自家消費で使い切れない電気を蓄電池に充電する。ということは、充電しながら蓄電池の電気は使えないということになります。
蓄電池は充電しながら電気を使えるまとめ【通常時】
通常時には、蓄電池の充電は太陽光発電システムからの余剰電力からおこなうため、充電しながら電気を使用することはない。ただし例外として、災害による停電のおそれがある時に電力会社から電気を購入して蓄電池に充電する運転モードの場合にはこの限りではありません。
特殊な運転モードでは、災害に備えて電気を買って停電に備えて放電しないで待機するモードなどがあります。(もちろん機種によって名称・装備されている運転モードは変わります)
停電時の太陽光と蓄電池の動き
フレキシブルタイプ(単機能)蓄電池の場合
太陽光発電のパワコンの出力から自己消費して余った電気だけ充電します。
例えば太陽光から
発電1500kWh-消費電力1000kWh
=500kWhを充電
ハイブリッドタイプ蓄電池の場合
太陽光発電の自立出力に依存しないので、電気を多く活用できる
例えば太陽光から
発電4000kWh-消費電力2000kWh
=2000kWhを充電
蓄電池は充電しながら電気は使えるか?まとめ
- 蓄電池は充電しながら太陽光発電の電気は使えます。
-
太陽光発電で発電した電気は先に使う、余ったら充電できる
- ハイブリッドタイプの蓄電池は太陽光発電の発電を多く活用できる
-
太陽光発電の自立出力に依存しないため、ハイブリッドタイプは停電に強いです。
最後までごらんいただきありがとうございました。
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