太陽光発電を導入して10年以上が経つと、「最近発電量が少ない気がする」「モニターから警報音が鳴った」「見たことのないエラーメッセージが出ている」そんな症状が出てくることがあります。
これらは、太陽光発電システムの故障のサインかもしれません。そのまま放置してしまうと、発電効率がさらに落ちたり、修理費用が高額になってしまうケースもあります。
「ちょっとおかしいかも」と思ったら、早めに専門業者へ相談・問い合わせすることが大切です。この記事では、よくある故障の例や修理にかかる費用の目安、相談先の選び方などをわかりやすくご紹介します。気になる症状がある方は、ぜひ参考にしてお気軽にご相談ください。

故障状況から、適切な対処方法をご案内します。


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太陽光発電って
どこが壊れやすいの?

まず、太陽光発電のしくみから紹介するよ


太陽光発電は、シンプルな構造で、非常に長く使用できる自家発電システムです。
太陽光発電システムは基本的に長寿命で、あまり故障が多い設備ではありませんが、10年、15年と使っていく中で、少しずつトラブルが出てくることもあります。特に壊れやすい、または不具合が起きやすい部分には以下のようなものがあります。
1. パワーコンディショナー(パワコン)

発電した電気を家庭で使える形に変換してくれる機器です。太陽光発電システムの中でもっとも故障が起きやすい部分で、一般的な寿命は10〜15年ほどとされています。異音がする、電源が入らない、エラーメッセージが出るなどの症状があれば要注意です。
2. 接続箱・配線まわり

配線の劣化や、端子の接触不良などが原因でトラブルになることがあります。雷や経年劣化が原因で故障するケースもあります。見た目では異常がわかりにくいので、定期点検が大切です。
3. 太陽電池モジュール
(ソーラーパネル)

太陽の光を電気に変える大事な部分です。基本的には長寿命(20~30年)ですが、台風や落下物、鳥害などによって割れたり、汚れがたまって発電効率が下がることもあります。見た目でヒビや汚れが確認できた場合は早めのチェックが必要です。
どんなトラブルがある?
よくある故障のパターン
太陽光発電は「ほとんど手がかからない」と言われることもありますが、10年以上使っていると、思わぬトラブルが起こることがあります。
たとえば、
ある日突然、発電モニターが「0」を表示していたり、ピーピーと**警報音が鳴って驚いた…**というご相談をよくいただきます。
中には、電力会社から「売電がゼロですが、何かあったのでは?」と連絡が来て初めて気づいたという方も。
異常に早く気づくために、普段のチェックが大切です
特に雷や台風のあとは、知らないうちに機器が故障している場合もあります。
もし発見が遅れると…
- 本来売れるはずの電気が発電されず、売電ロスや電気代高騰で負担が増えてしまう
- 小さな不具合が悪化し、修理費用が高くなる重大な故障につながる
といったリスクがあります。
修理が必要なとき
どのくらいお金がかかるの?
よくある故障と修理費用の目安
■ パワーコンディショナー
(パワコン)の交換
- 費用の目安:25万円~40万円程度
パワコンは、太陽光パネルで作った電気を家庭で使える形に変換する大事な機器です。寿命は一般的に10~15年ほど。修理が難しい場合は交換になることが多く、その場合は本体価格+工事費がかかります。
■ ソーラーパネルの故障や交換
- 費用の目安:1枚あたり3万円~10万円程度
パネルにヒビが入ったり、台風や落下物で破損した場合は、その部分だけを交換することも可能です。枚数や設置方法によって費用は変わります。
■ 配線や接続部の不具合
(ショート・断線など)
- 費用の目安:数千円~5万円程度
ケーブルの劣化やゆるみ、接続ミスなどが原因で発電が不安定になることがあります。軽度の不具合なら、修理費もそれほど高額にはなりません。
■ モニターや表示装置の不具合
-
費用の目安:1万円~5万円程度
モニターにエラーが出る、表示されないといったトラブルもあります。部品交換や設定のリセットなどで対応できる場合が多いです。
修理費用は保証でカバーできることも
導入時に加入しているメーカー保証や施工業者の保証があれば、一定期間内の故障であれば無料または一部負担で修理できることもあります。
保証期間や内容は製品や契約内容によって異なるので、まずは契約書や保証書を確認してみましょう。
太陽光発電の故障は
補助金で修理しましょう
「修理って高そう…」と悩んでいる方へ
太陽光発電が故障してしまったけど、「修理費用が高くつくのでは?」「もう何年も使ってるから、買い替えたほうがいいのかも…」と悩んでいませんか?
じつは、一部の地域では、太陽光発電の修理や機器の交換に補助金を使える場合があります。
適用できれば、修理にかかる費用の一部が戻ってくることもあるんです。
今回は、実際に補助金が活用できる地域として、東京都と福岡県みやま市の制度をご紹介します。
もしお住まいの地域が該当していれば、修理費の負担をグッと減らせるかもしれません。
東京都:パワーコンディショナの交換に最大10万円の補助
東京都:補助金情報詳細
東京都では、太陽光発電の心臓部ともいえる「パワーコンディショナ(パワコン)」の交換に対して、最大10万円までの補助金が受けられます。
• 補助内容:交換費用の1/2(上限10万円)
• 対象:東京都内に設置された住宅用太陽光発電システム
• 条件:未使用品のパワコンに交換すること
この制度を活用すれば、負担少なくお得に修理できるケースも。
申し込みは工事前に必要なので、「おかしいな?」と思った段階で早めに確認しましょう。
東京都
「家庭における太陽光発電導入促進事業」
パワーコンディショナ交換補助の概要
項目 | 内容 |
---|---|
制度名 | 家庭における太陽光発電導入促進事業(パワーコンディショナ交換) |
補助対象 | 東京都内の住宅に設置されている太陽光発電システムの パワーコンディショナ(パワコン)の交換 |
主な条件 | ・東京都内に設置されていること ・太陽光発電設備のパワコンのみを交換する場合 ・未使用品のパワコンであること ・工事着手前に申請すること |
補助金額 | 補助対象経費の1/2以内(上限10万円/1台) |
受付期間 | 令和6年度:2024年4月〜2025年3月末予定(令和7年3月31日まで) ※予算がなくなり次第終了 |
申請方法 | ・工事業者を通じて事前申請 ・交付決定後に工事着手 ・工事後に実績報告 |
申請先/窓口 | クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター) ▶ 公式サイトはこちら |
備考 | ・蓄電池や他機器との併用補助ではなく、パワコン単体交換が対象 ・個人住宅・集合住宅どちらも対象 |
東京都の補助金申請-修理おまかせください

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福岡県みやま市:設置10年以上の方に朗報!パワコン交換に補助金
福岡県みやま市:補助金情報詳細
福岡県みやま市では、太陽光発電を10年以上使っている方を対象に、パワコンの交換に対して最大5万円の補助金を支給しています。
• 補助内容:1万円/kW(上限5万円)
• 対象:10年以上使用している太陽光発電システムのパワコン交換
• 条件:新品のパワコンを使い、着工前に申請すること
たとえば3kWの出力があるパワコンを交換するなら、3万円の補助が受けられることに。
機器の老朽化が気になる方は、このタイミングで交換しておくと安心です。
みやま市ゼロカーボン推進事業補助金
項目 | 内容 |
---|---|
補助対象 | 住宅用太陽光発電システムの パワーコンディショナ(パワコン)の取替え |
対象条件 | システム設置から10年以上経過していること 発電効率の低下によりパワコンの取替えが必要であること 未使用品のパワコンを使用すること |
補助金額 | 1万円/1kW(パワコンの定格出力に基づく) 上限5万円 |
受付期間 | 令和7年4月15日~令和8年3月2日 (2025年4月15日~2026年3月2日) |
申請方法 | 工事着手前に申請書を提出 工事完了後に実績報告書を提出 |
申請先・問い合わせ先 | みやま市 環境経済部 環境政策課 脱炭素社会推進係 電話:0944-64-1545 |
公式情報 | みやま市公式サイト 補助金ページ |
みやま市の補助金申請-修理おまかせください

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太陽光発電の故障は
保険で修理しましょう
太陽光発電が突然故障した…そんなとき、まず心配になるのが「修理にいくらかかるのか?」という費用面ですよね。実はその修理、保険でカバーできる可能性があるのをご存じですか?
意外と知られていませんが、太陽光発電システムのトラブルは、火災保険や自然災害に対応した補償でカバーされることがあります。今回は、太陽光発電の故障と保険修理について、わかりやすく解説します。
太陽光発電は「住宅設備」として保険の対象に!
太陽光発電は、屋根に取り付けてあるとはいえ建物の一部=住宅設備として扱われることが多いです。そのため、多くの火災保険や住宅総合保険では、以下のようなトラブルが補償対象になります。
保険でカバーされることが多い例:
- 台風や強風でパネルが飛んだ・割れた
- 落雷による機器の破損(パワコンが壊れたなど)
- 雪の重みで架台が破損
- 火災による設備の損傷
- 飛来物による破損(鳥や飛んできた枝など)
どこに相談すればいい?
修理業者の選び方
「太陽光発電が故障したかも…」「でも、どこに相談したらいいのかわからない…」
そんな不安を感じている方は意外と多いのではないでしょうか?
太陽光発電の設備は専門的な知識が必要なため、どんな業者に頼むかによって、修理の仕上がりや費用に大きな差が出ることもあります。
ここでは、安心して任せられる修理業者の選び方と、相談先に迷ったときのポイントをご紹介します。
修理業者を選ぶときのポイント
太陽光発電に詳しい専門業者かどうか
家電や電気設備に詳しいだけでは、太陽光発電のシステム全体を正しく診断できないことがあります。**「太陽光発電の修理実績があるか」**を確認しましょう。
点検・見積もりの内容が明確か
曖昧な説明や、見積もりに詳細が記載されていない業者は注意が必要です。修理内容や費用について丁寧に説明してくれるかが信頼のポイントです。
保険対応や保証制度に詳しいか
火災保険や自然災害補償など、保険で修理できるケースもあります。保険申請のサポートまで行ってくれる業者なら、手続きもスムーズです。
よくある失敗例
- 販売店がすでに廃業していて連絡が取れない
- 地元の電気屋さんに頼んだけど直らなかった
- 安さで選んだら対応が雑だった
こういったトラブルを避けるためにも、「太陽光発電の知識があるか」「丁寧な対応か」をしっかり見極めることが大切です。
ソーラー蓄電池通信にご相談ください!
株式会社ジャパン電気が運営する
「ソーラー蓄電池通信」なら
- 全てのご相談に専属担当者が修理完了まで責任も持ってご対応いたします
- 担当者は業界経験15年以上のプロ(電気工事士)
- 全国どこからでも修理のご相談できます
- メーカー問わず対応可能
- 保険対応や保証内容の確認もサポート
- 見積もり・点検も丁寧にご案内します
急なトラブルから長年使用した設備の劣化まで、幅広く対応しています。
「他社で設置したけど、もう連絡が取れない…」「10年以上前に導入したまま、点検もしていない…」そんな方でも安心してご相談いただけます!
太陽光発電の修理で使える保険や補助金制度をご案内できます。自治体ごとに内容が異なるため、まずは情報収集が大切です。
🔍「うちは対象になるの?」
🤔「申請のやり方がよくわからない…」
そんなときは、私たちにおまかせください!
住宅用太陽光発電の故障に活用できる保険や補助金の申請サポートも含めて、無料でご相談いただけます。
👇今すぐチェック!👇
📞 お電話:050-3555-4641
(毎日 9:00〜21:00)

まとめ:いざという時のために、
知っておきたいポイント
太陽光発電を長く使っていると、ある日突然「発電していない」「ピーピーと警報音が鳴る」などの不調に気づくことがあります。
そんなとき、どうすればいいか迷ってしまいますよね。でもご安心ください。まずは落ち着いて、以下のポイントを確認してみましょう。
1. 修理費は、保険や補助金でおさえられるかも!
自然災害(台風・落雷・雪など)で壊れた場合、火災保険で修理費がカバーされる可能性があります。
また、お住まいの地域によっては補助金制度が使えることもあるので、自己負担が軽くなるケースも。
費用のことで悩む前に、まずは「使える制度があるか」調べてみるのが大切です。
2. 「もしかして壊れたかも?」と思ったときのチェック方法
当社では、お問い合わせいただく前にご自宅でできる簡単な確認方法もご案内しています。たとえば:
- モニターにエラー表示が出ていないか確認
- 発電量がいつもより大きく下がっていないか
- パワーコンディショナーのランプや音に異常がないか
「これって異常かな?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
お電話やフォームからの問い合わせ後に、簡単なチェック手順をお伝えすることも可能です。
3. どこに頼めばいいかわからないときは…
太陽光発電の設置から10年以上たつと、販売店や設置業者がもう営業していないこともよくあります。そんなときこそ、実績があり、太陽光発電に詳しい業者に相談するのが安心です。
当社では、他社で設置された設備でも対応可能です。点検・修理はもちろん、保険申請や補助金の手続きまで、すべておまかせいただけます。
「ちょっと心配…」そんなときこそご相談ください
「まだ壊れてないかもしれないけど気になる」
「自分で確認したけど、よくわからない」
そう思ったら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
👇 ご相談はこちらからどうぞ
📞 お電話:050-3555-4641
(毎日 9:00〜21:00)

太陽光発電は、高価で大切な設備です。
トラブルを放っておかず、早めの対応が将来の出費を減らすカギになります。
不安なときに「頼れてよかった」と思っていただけるよう、丁寧に対応いたします。

太陽光修理アドバイザー
内田 博己
株式会社ジャパン電気 代表取締役。約15年間太陽光発電業界で活躍。蓄電池・太陽光発電の販売・保守・取次業務をおこなう。