三菱(MITSUBISHI)太陽光の故障対処ガイド|発電しない原因・パワコン交換・修理費用

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三菱電機の太陽光発電を設置してから10年以上経ち、「最近モニターの表示がゼロになった」「いつの間にか発電していない」そんな状態に気づいて、不安になっていませんか?

安さばかりを強調するネット広告で「価格だけを全面に出したパワコンだけの交換」を見て依頼したものの、結局発電が復旧せず、追加で配線や接続箱の工事が必要になり、かえって費用がかさんでしまった…というご相談も増えています。

太陽光発電はパネルや接続箱、ケーブルなど複数の機器が連携して動いているため、原因をきちんと調べずにパワコンだけ交換しても直らないケースは少なくありません。

この記事では、三菱の太陽光パワコン(パワーコンディショナ)に多い故障の症状やエラーコード、修理や交換にかかる費用、工事の流れまでわかりやすく解説しています。

さらに、ご自宅でできる簡単な確認方法や、無駄な出費を避けるためのポイントもご紹介。まずは落ち着いて状況をチェックし、気になることがあればいつでもお気軽にお電話やLINEでご相談ください。

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目次

三菱太陽光が止まったら?
修理の前にご自身で確認を

三菱の太陽光を長くお使いの方で、最近「モニターに発電量が表示されない」「売電の入金がなくなった」と気づいた方はいませんか?

また、屋内や屋外に設置されているパワコン(パワーコンディショナ)の表示窓が真っ暗になっていたり、電力会社から「発電が止まっているようです」といったお知らせが届いて、初めてトラブルに気づくケースも多いです。

実際に太陽光が止まってしまっても、いきなり高額な修理を依頼しなくても大丈夫です。

まずは次のポイントをご自身で確認してみてください。

ブレーカーは落ちていませんか?

停電や雷のあとに、太陽光専用のブレーカーが落ちてしまうことがあります。分電盤(電気の箱)を開けて、太陽光のスイッチが下がっていないか見てみましょう。

リモコンやモニターは動いていますか?

モニターに何も表示されない場合、通信トラブルや電源系統の問題かもしれません。コンセントが抜けていないか、表示にエラーコードが出ていないかも確認してみてください。

エラーコードが出ていませんか?

「E-○○」などの数字や英字が出ていたら、機械内部の故障やパワコン(パワーコンディショナ)の異常の可能性があります。

こうした簡単なチェックで原因がわかる場合もあります。それでも原因がはっきりしない、または不安な場合は、無理に触らずにお電話ください。症状をお聞きしながら、無料でご自身で確認できる方法をご案内します。

三菱パワコンによくある故障症状とエラーコード

三菱の太陽光パワコン(パワーコンディショナ)は、高品質で長く使える製品ですが、設置から10年以上経つとどうしても不具合が出やすくなります。ここでは、実際によく相談をいただく故障の症状や、パワコンの表示窓に出るエラーコードの代表例をまとめました。

まず多いのが、突然「表示窓にエラーコードが出ている」「表示窓に表示がない」というケースです。例えばE-00(連系リレー異常)といったエラーが代表的です。

また、モニターに「発電停止」や「発電量0」が表示されているのに、パワコンのランプが赤く点灯していることもあります。これはパワコン内部の制御基板や接続部品の劣化・故障が原因の可能性があります。

こうした症状やエラーが出ている場合、むやみにブレーカーを何度も入り切りすると悪化する恐れもあるため、まずは状況をお電話でご相談ください。お伺いした症状から、無駄な出費を防ぐための最適な方法をご案内いたします。

三菱パワコンによく出るエラーコードの意味と対処法

三菱の太陽光パワコンでは、内部や系統に異常があるとモニターや本体の表示窓にエラーコードが出ます。ここでは、実際によく問い合わせをいただく代表的なエラーコードと、その意味・主な原因をまとめました。

エラーコードエラー項目内容
E-00連系リレー異常連系リレーの状態を監視回路により監視。ONすべきタイミングでOFF、またはOFFすべきタイミングでONを検出。
E-01自立リレー異常自立リレーの状態を監視回路により監視。ONすべきタイミングでOFF、またはOFFすべきタイミングでONを検出。
E-02パルスドライブ回路出力異常パルスドライブ回路の出力が指命の状態と異なる。
E-05NVRAM読み出し異常電源投入時のNVRAM(不揮発性メモリ)からのデータ読み出し失敗。
E-06メインリレー異常メインリレーの状態が指令状態と異なる。
E-07サーミスタ断線検知インバータ運転時にサーミスタ低温状態が5分以上継続。
E-08DSP通信異常制御基板内のマイクロコンピュータとDSPとの通信が異常。
E-09ヒートシンク温度上昇温度センサーが90°C以上を検出。
E-20入力過電圧太陽電池電圧がDC350V以上を0.1秒以上検出。
E-24出力過電流インバータ出力電流が26.5A以上を0.1秒以上継続。
E-25出力電圧異常連系運転中にインバータ出力電圧がAC245V以上。
E-26出力電圧異常連系運転中にインバータ出力電圧がAC155V以下。
E-27出力電圧異常自立運転中にインバータ出力電圧がAC120V以上。
E-28直流電流検出インバータ出力の直流分電流が165mAを超えた。
E-29地絡電流検出地絡電流が100mA以上。
E-30コンバータ異常母線電圧(インバータ入力電圧)が低い。
E-31地絡検出回路異常地絡検出回路が正常動作しない。
E-35温度ヒューズ断線温度ヒューズが断線した。
E-37インバータ入力電圧センサー異常インバータ入力電圧センサーが異常。
E-60太陽電池入力過電圧太陽電池電圧がDC390V以上。
E-66U相過電圧系統電圧(U相)が169V以上。
E-67V相過電圧系統電圧(V相)が169V以上。
E-69インバータ入力電圧異常インバータ入力電圧が異常に低い。
E-72インバータ入力過電圧(H/W)インバータ入力電圧がDC450V以上。
E-73IPM異常(H/W)IPM出力電流過電流・IPM加熱検出・IPMアーム短絡・ゲート回路電圧低下。

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このように、三菱のパワコンではさまざまなエラーコードが表示されますが、同じコードでも原因や対応は一つではなく、状況によって大きく変わることがあります。

例えば、一時的な電圧変動や落雷の影響でブレーカーの再投入だけで復旧するケースもあれば、内部の基板が経年劣化していて、交換が必要になるケースもあります。また実際には、複数の原因が重なって症状が出ていることも多く、単純に見えて複雑なトラブルが隠れていることも少なくありません。

エラーコードが繰り返し出ているうちはまだ表示されますが、そのまま放置していると表示自体が真っ暗になり、状態がわからなくなってしまうこともあります。さらに、無理にブレーカーを何度も操作すると症状が悪化し、修理費用がかさむ原因になることもあります。

エラーが出たときは、まずはお気軽にご相談ください。お電話で詳しく状況をお聞きしながら、ご自宅でできる確認方法や、無駄な出費を抑えるための進め方を丁寧にご案内いたします。

修理か、それとも交換か?賢く費用を抑えるための判断基準

太陽光発電のトラブルで悩んだとき、修理で済ませるべきか、それとも思い切って交換したほうがいいのかは、多くの方が一番気になるポイントです。

修理と交換のどちらが適切かを判断するためには、いくつか見るべきポイントがあります。まず確認したいのは、設置からの年数です。三菱のパワコンは一般的に10〜15年が目安と言われており、それを過ぎると部品が供給終了になっているケースも多くなります。

次に、保証期間や火災保険の対象になるかどうかも大切です。自然災害や落雷が原因の場合、保険が適用できれば費用負担を大きく減らせる可能性があります。

また、一度修理で済んだとしても基板など他の箇所が劣化していれば、数年以内に再度大きなトラブルが起こり、結局高くつくことも少なくありません。目先の金額だけで決めるのではなく、これから先の維持費やトータルコストを考えて選ぶことが、賢く費用を抑えるポイントです。

どちらがいいのか迷ったときは、まずは現在の状況をお聞かせください。状態や年数を踏まえて、無駄な出費を避けるための最適な進め方をご案内いたします。

パワコン以外の修理にも対応|パネル・接続箱・ケーブルの不具合も

太陽光発電にあまり詳しくない方が、不慣れな業者の「とにかく安さを売りにしたパワコン工事」「価格だけを基準にしたパワコンの交換」といった宣伝を見て、LINEだけで簡単に見積もりを取り、そのまま依頼してしまうケースが増えています。

実際に他社でパワコンだけを交換したものの直らず、当社へ再度ご依頼が入り、結果的に追加で数十万円の費用がかかった事例も珍しくありません。

また、パワコンを交換したのに太陽光が復旧せず、「追加で配線や接続箱も修理が必要です」と言われて、結果的に大きな出費になってしまう方も少なくありません。太陽光が止まる原因はパワコンだけとは限らず、パネルや接続箱、ケーブル、モニタ(リモコン)など周辺機器に問題があることも多いのです。

しかし一部の業者はきちんと点検をせず、「まずはパワコンだけ交換してみましょう」と安易に提案し、あとから高額な追加工事になるケースも多く見られます。当社ではパワコンに限らず太陽光システム全体をしっかり点検し、本当に必要な箇所だけを修理。無駄なコストがかからないよう、最適な方法をご提案しています。

さらに関西・関東エリアは基本的に訪問対応ですので、修理後も直接お伺いして点検や保守を続けられる体制が整っています。安心してお任せください。

「一人で悩まず、まずは無料でご相談ください。」

太陽光が止まってお困りなら、今すぐご相談を

ネットやメールのやり取りだけで「いつまで経っても修理が進まない」といったトラブルを避けるためにも、まずはお気軽にご相談ください。状況をお聞きした上で、わかりやすく費用や手順をご案内いたします。

修理や交換の流れと目安期間|見積もりから完了までスムーズに

太陽光発電の修理やパワコン交換を初めて依頼する場合、「どんな流れで進むのか」「どれくらい時間がかかるのか」が一番不安なポイントではないでしょうか。ここでは、一般的な修理・交換の流れと目安となる期間をご紹介します。

まず、お電話やお問い合わせフォームで現在の状況をお聞きします。発電が止まった経緯やパワコンの型番、設置からの年数などを確認し、必要に応じて写真を送っていただくこともあります。

次に、現地調査が必要な場合は訪問日を調整します。実際にパワコンの状態や電気配線を確認し、その場でおおよその原因をお伝えします。

調査後は具体的な修理・交換のお見積もりを作成し、内容にご納得いただければ工事日を決めます。修理やパワコン交換自体は半日ほどで完了するケースがほとんどで、その日のうちに再び発電を開始できることが多いです。

ただし部品の取り寄せや、保険申請の手続きが入る場合は少し期間が延びることもあります。最初にスケジュールをしっかりご説明しますので、安心してお任せください。

三菱のパワコン修理事例を写真で紹介|似た症状の方もご参考に

「こちらは実際に当社で修理・交換を行ったお客様宅の例です。古い三菱のパワーコンディショナ(パワコン)が故障したため、新しい機器へ交換しました。

三菱製品は設置から10年以上経つと、同じ型の在庫がないケースも多くなりますが、当社では状態に合わせてできるだけ安く安心できる最適な修理のご提案を行っています。

『うちのパワコンもこんな形だったな…』『これと似ている』と思われた方は、まずはお気軽にご相談ください。」

交換前(三菱パワコン)
交換後(新しいパワコン)

同じような症状でお困りでしたら、まずは無料で状況をお聞かせください

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太陽光メンテナンスの対応エリア

当社では全国のお客様に向けて、太陽光発電のメンテナンスや修理サービスを行っています。三菱・サンヨー・シャープ・京セラ・パナソニックなど、さまざまなメーカーのシステムに対応しており、地域によっては無料で訪問診断も可能です。

「うちも対応してもらえるのかな?」と迷われる方も、まずはお気軽にご相談ください。全国どこでも、お客様の状況に合わせて、かんたんに安心な修理をご提案いたします。

よくある質問|保証や保険の使い方

保証切れですが高額になりますか?

保証期間中であれば、基板交換だけで済むケースも多いですが、設置から10年以上経っている場合は注意が必要です。多くの部品や同じ製品自体がすでに生産終了となっており、部品在庫がなく修理ができないことも少なくありません。その場合は交換が必要になりますが、無理に高額な工事を進めるのではなく、状況をしっかり確認した上で、余計な追加費用をかけずに済む方法をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

保険で修理費用はどれくらい抑えられる?手続きもサポート

落雷や台風などの自然災害が原因でパワコンや太陽光設備が故障した場合、多くは火災保険で修理費用をカバーできます。実際に保険を適用することで、お客様の自己負担がゼロや数万円程度で済むケースも珍しくありません。

また、火災保険は自動車保険のような等級制度がないため、一度使っただけで次年度の保険料が大きく上がる心配もほとんどありません。ただし、契約内容や保険会社によって細かな条件は異なりますので、まずはご加入の保険会社に確認するのがおすすめです。

当社では、保険が使える可能性がある場合は申請書類の準備や手続きもサポートしています。初めてで不安な方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

他のメーカーの太陽光でも相談できますか?

はい、三菱以外の太陽光システムについても対応可能です。サンヨー・シャープ・京セラ・パナソニックなどメーカーに関係なく、まずは現在の症状や状況をお聞かせください。販売店がなくなってしまった場合や保証が切れている場合でも、できるだけ費用をかけずに済む方法をご提案します。メーカーに関わらず、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。

修理や交換を迷ったら、まずはお気軽に無料相談を

太陽光発電はもともと長く使える設備ですが、年数が経つとどうしても不具合が出やすくなります。「修理した方がいいのか、このまま様子を見るべきか…」と迷われる方は多いものの、実際にはお話を伺わないと分からないことがたくさんあります。

基本的には、太陽光発電はきちんと修理して長く使うのがおすすめです。実際に「もっと早く修理しておけばよかった」とおっしゃるお客様も少なくありません。

当社では、メーカー保証が切れた後も保険を含めて、お客様の状況に合った修理方法をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。不要なコストをかけずに済む方法を、分かりやすくご案内いたします。

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監修者プロフィール

蓄電池・太陽光アドバイザー 内田 博己

株式会社ジャパン電気
代表取締役/第二種電気工事士 

太陽光業界で15年以上の実績。蓄電池・太陽光の販売・保守・修理対応に精通し、全国のご相談をサポートしています。
国家資格「第二種電気工事士」保有。

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