太陽光発電の修理は、5月〜6月中に、おこなうことをおすすめします。
理由は梅雨明けから7月・8月(夏季)はエアコンなどで、多くの電気を使用するからです。
太陽光発電の発電した電気を有効利用するため、使用量が増える夏までに修理をすると良いでしょう。
ただ季節を問わず、太陽光発電の故障がわかった段階で、ほったらかしにせず、できるだけ早いタイミングで修理することが一番良いのはいうまでありません。
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太陽光発電の修理の重要性
太陽光発電は、一般的に20年以上の長期運転が見込まれる発電設備です。安定した運転により長期にわたり光熱費削減に貢献してくれます。
しかし長期の稼働で、もし太陽光発電が故障した場合は修理は必要不可欠な作業です。
故障は、パワーコンディショナーの故障、接続箱の故障、配線の切断、パネルの故障などがありますが、発生すると発電量が減少したり、電力供給が途絶える可能性があります。
このようなトラブルが放置されると、システム全体がさらに悪化し、最悪の場合は発電設備全体が損傷し、修理費用が高額になる可能性があります。また、安全面にも問題が生じることがあります。そのため、故障が発生した場合には早めの修理が必要となります。
太陽光発電の修理は早めの対応が必要
太陽光発電システムの長期運転で故障は最も重要な問題の一つです。
太陽光発電システムの修理が必要になった場合に、早めの対応がなぜ重要なのかについて解説していきます。
電気代の負担が増える
故障によって、太陽光発電が止まってしまうと電気代の支払い金額が増えます。
どのくらい増えるかはご家庭に設置された太陽光発電システムの発電量によって変わりますが、仮に3kwの太陽光発電システムを設置していて月に300kwh発電していたとすると、300kwh X 電気の単価40円(仮に40円として)=12,000円の経済効果の発電を損していることになります。
経済効果の損失は、発電が低下しているか、完全に止まっているか、太陽光発電システムの発電量により異なりますが、月に12,000円の損失でも年間で144,000円、3年では、432,000円になるので故障したときは早めに対処することをおすすめします。
特に夏場は、エアコンを使って消費電力量が大きくなるので、太陽光発電を賢く活用しないと無駄に電気料金が増えて損ですよ。
放っておくと修理費用が高額に
軽微な故障も放っておくと、システム全体がさらに悪化することがあります。
漏電が原因の場合は、そのままにしておくと、火災の原因にもなります。
太陽光発電の故障は早めに対処すれば、簡単な修理で復旧できる場合が多いです。
太陽光発電の運用コストを抑えるには、異常を早期に発見し、修理することが非常に重要となります。
太陽光発電のメンテナンスについて
太陽光発電のメンテナンス箇所は、パワーコンディショナー、太陽光パネル、電気配線などがあります。
太陽光発電のメンテナンスは一般的に「電気工事」なのでプロに依頼しましょう。
自分でできる太陽光発電のメンテナンスは?
太陽光発電のメンテンス・点検作業を自分でするには、モニタで確認できるなら、月の発電量を定期的にチェックすることをおすすめします。前年同月と比較して発電量は低下していないか、比較してみましょう。
モニタがない場合はよく晴れた日にパワコンに表示された発電量をスマホのカメラで撮影して、別の日の発電量と比較することをおすすめします。
プロに依頼すべき太陽光発電のメンテナンスは?
基本的には、故障が発生したときに随時相談しましょう。パワーコンディショナーの寿命は一般的に10年〜15年位なので、故障したら速やかに修理をしましょう。
屋根の上のパネルの点検などは、台風などで直接被害が想定される場合を除き、費用対効果や安全面からおすすめしません。
またパネルの洗浄などは、経年劣化しているパネルに高圧で負荷を与えることでトラブル・故障の原因にもなりうるため、おすすめしません。
修理に適した時期について
太陽光発電システムの修理に適した時期は、気温や天候が比較的安定している季節です。特に夏や冬など、気温が極端に高くなったり低くなったりする季節は、システムの故障や劣化のリスクが高まります。
そのため、春や秋のような気温が穏やかな季節に、定期的な点検やメンテナンスを行うことが望ましいとされています。
ただし、システムの故障が発生した場合は、早急に修理を行うことが重要であり、時期を気にせずに対応する必要があります。
太陽光発電の故障原因について
太陽光発電システムの故障の原因はさまざまで、主なものに以下のようなものがあります。
- 外部要因によるダメージ:台風や地震などの自然災害や、落雷、ネズミなどの動物の被害などが挙げられます。
太陽光パネルに強風によって飛んだ瓦などの飛来物が衝突し、破損する場合。
雷などにより、ブレーカーが落ちたりパワーコンディショナーが故障する場合。
パワーコンディショナーの隙間から小動物などが侵入してショートした場合。
- 部品の劣化:太陽光パネルやインバーターなどの部品が長年使用された結果、劣化が進んで故障が発生する場合があります。
製品の耐用年数による故障の場合は、新しい機器に交換が必要です。
- 設置不備:設置時に不適切な取り付けが行われた場合、雨漏りや漏電、断線、倒壊などのリスクが生じ、故障の原因となります。
- 保守不足:定期的な点検やメンテナンスが行われない場合、劣化が進行し、システム全体の性能が低下することがあります。
これらの原因によって、太陽光発電システムの故障が発生することがあります。定期的な点検やメンテナンスを行うことで、故障の発生を予防することができます。
修理のプロに相談する
太陽光発電システムの修理は、電気工事や設備工事の専門知識が必要です。そのため、修理作業を自分で行うことはお勧めできません。修理作業は、経験豊富な専門業者に依頼することが望ましいです。
修理業者には、太陽光発電システムの修理に精通した専門家がおり、迅速かつ効率的な修理を行うことができます。また、修理に際して必要な部品の調達や交換も行ってくれます。
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おわりに
太陽光発電システムは、太陽光から電気を発電する家庭に役立つ長期に活躍が見込まれる安定した設備です。
しかし、設備の劣化や故障などの問題が発生することもあります。そんな時は、早めの修理が必要です。
特にパワーコンディショナーは10年を過ぎると、どこかで耐用年数の寿命により交換が必要です。
太陽光発電システムの修理は、自分で行うことは危険で難しいため、経験豊富な専門業者に依頼することがお勧めです。
メンテナンスを定期的に行い、故障が発生した場合は早めの修理をすることで、長期的な運用を可能にし、太陽光発電システムから得られる恩恵を最大限に享受できるでしょう。
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