蓄電池を寒冷地(寒さの厳しい)に設置する際は、蓄電池の【動作温度】を事前に確認すると安心できます。
動作温度を考慮して蓄電池を設置することで、安定した蓄電池の運転が期待できます。
寒冷地の場合は最低気温、反対に直射日光が当たって蓄電池の温度が上がる場所への設置も御法度(ダメ)なので気をつけましょう。
この記事では、寒冷地に向く蓄電池の特徴や気をつけたいポイントを紹介します。
蓄電池の動作温度
蓄電池の【動作温度】は例えば、『リブタワープラス』は下記の内容がカタログに記載されています。
設置条件 | 標高2,000m以下 屋外 -10〜+45℃ |
動作温度 | -10〜+40℃ |
こちらのケースでは動作温度が-10℃が下限になっています。
蓄電池の設置に、なぜ気温を考慮する必要があるかというと、想定以上に気温が下がってしまうと蓄電池の性能が100%発揮できず、運転を停止してしまうことがあるからです。
動作温度は、寒冷地に蓄電池を設置する際、事前に確認すると安心です。ぜひ蓄電池カタログの動作温度を参考にしてください。
寒冷地の蓄電池設置のポイントは
蓄電池の運転温度
まず、最初にお住まいの地域の気温を確認しましょう。
都道府県 | 最低気温(2024年) |
大阪府 | -0.2℃ |
奈良県 | -2.1℃ |
東京都 | 0℃ |
大阪府・奈良県・東京都の気温はマイナス10℃にも達していません。
お住まいの地域によって、気温の差があるのでマイナス10℃以下になる日が多くなる地域では、寒さに強い蓄電池を選ぶことをおすすめします。
気温以外にも、蓄電池に直射日光が当たらないか、塩害の影響を受けてないか、注意するといいでしょう。
蓄電池の設置場所
蓄電池は、屋外設置のものと屋内設置のものがあります。
気温がマイナス10℃を下回る地域、海岸近くの塩害地域なら、設置場所を屋内に確保できないか検討しましょう。
他には、蓄電池の設置スペースの確保や・配線ルートを考慮して決めます。
蓄電池を屋外に設置する際の注意点
蓄電池は屋外設置がおすすめ。
蓄電池の設置場所は、敷地の設置スペースや気温に問題がないなら、基本的には屋外に設置することを、おすすめします。
蓄電池を屋外設置する時の注意点を紹介します。
- 最低気温
- 塩害の影響
- 直射日光
- 狭小通路
最低気温はマイナス10℃を下回るようなら屋内設置を検討しよう。
塩害地域なら屋内設置を検討しよう。
直射日光が当たらない方位に設置しよう。
蓄電池を狭小通路に設置すると、十分な通路が確保できなくなって、人や物の行き来が困難になることもあります。将来の搬入経路も考えて設置場所を決めましょう。
例えば、将来のオール電化の給湯器の搬入やお洗濯物を干す経路などチェックしましょう。
蓄電池を屋内に設置する際の注意点
蓄電池の設置場所を屋内にすると、限られた居住スペース・収納スペースに蓄電池を設置することになるため、居住スペースが狭くなったり、収納スペースが手狭になります。
蓄電池を屋内設置する場合、階段の下の収納スペースがよく活用されます。
配線は隠すと綺麗ですが、隠蔽配線は、将来メンテナンス性が悪い場合もあるので、注意しましょう
屋内設置の蓄電池は6.5kW~7.4kWくらいの中容量の蓄電池です。大容量の蓄電池は、大型のため基本、屋外設置なので注意しましょう。
寒冷地の蓄電池設置会社選び
寒冷地は都市部に比べて設置会社が少なめです。
お住まいの地域の人口が少ないと、蓄電池設置会社が見つからないことや、見つかっても設置費用が割高になっていることもあります。
ご家庭に合った電池選びのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
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