京セラの太陽光発電が故障して発電が止まった・・。太陽光は10年過ぎるとパワコンにエラーがでたり、発電量が表示されなかったりトラブルが増えてきます。京セラで最近多いご相談は、長年使用したエコノラインのパワーコンディショナの故障です。
いざ修理しようと思っても、販売店が閉店していたり、疎遠で頼みにくかったり…。またメーカーや別の業者に見積もりを取ってみたら、思った以上に高額で驚かれる方も少なくありません。
一般的に太陽光発電は長期間にわたり使用できる設備です。故障を放ったらかしにすると、電気代が高くなりますし、症状が悪化することも、できることなら早めに修理して発電の恩恵を享受しましょう。
屋根上のパネルが十分発電できる状態なら、パワコンや接続機器を修理・交換することで再び発電を続けられ、まだまだ活躍できますよ。
このページでは、京セラの太陽光が発電しない原因や、パワーコンディショナー(エコノラインなど)交換の目安、修理費用を抑えるコツまでわかりやすく解説。

京セラ太陽光が発電しない?よくある故障症状

京セラに限らず、太陽光発電システムは、設置から10年以上経つと、発電しないといったトラブルが少しずつ増えてきます。多くのご家庭で見られるのは、エラーコードの表示、モニターに発電量が表示されない、インバーター機器の故障です。
急に発電が止まり、寿命かもと心配される方もいらっしゃいますが、多くの場合、屋根のパネルはしっかりと発電をしており、発電した電気を交流に変換するインバーター機器(パワーコンディショナー)が原因になっていることが多いです。
具体的には、配線の接続不良やブレーカー・接続箱の劣化、インバーター機器(パワーコンディショナー)の不具合など、基本的には修理をおこなえば、これからも発電した電気を有効に活用できます。京セラの太陽光が発電しないときは、そろそろメンテナンスの時期かと思って早めに修理をしましょう。
発電量が表示されない
エラーが頻繁にでる
などの症状がでたら、早めに点検・修理をおこないましょう。
京セラ太陽光の症状別の対処方法
京セラの太陽光発電システムで「発電しない」「モニターが真っ暗」「エラーが出る」などの症状が出たとき、多くの場合は屋根のパネルではなく、パワーコンディショナーや接続箱、配線といった周辺機器の不具合が原因です。
発電量がゼロだったり、売電額が大きく下がったりすると不安になりますが、意外と部分的な機器の交換や調整で直るケースが少なくありません。
例えば、モニターが映らないときはモニター自体の電源やケーブル接続を確認してみる、パワコンのランプが赤く点灯している場合はエラーコードをメモしておくと診断がスムーズです。
また異音や焦げたにおいがするときは、電気系統のトラブルが疑われるため、触らずすぐ専門業者に相談してください。
どの症状も、早めに状況を見てもらうことで修理費用を最小限に抑えやすくなります。「もう古いから仕方ない」と諦めずに、一度点検や無料相談を利用してみるのがおすすめです。
京セラ太陽光の修理費が高くなる理由とは?
京セラの太陽光発電を長くお使いのご家庭では、いざ修理やパワコン交換となったときに「思った以上に高い…」と感じる方が多いです。これにはいくつかの理由があります。
京セラの太陽光システムには、屋根と一体化するデザインの「サムライ」など独自のモジュールが使われていることがあります。このタイプは見た目がすっきりして人気でしたが、そのぶん一部だけを改修したり、モジュール単体を入れ替えるのが難しいケースが少なくありません。特定の部材が廃番になっていると、システム全体での対応が必要になることもあります。
また別の問題として、古い京セラのシステムではパワーコンディショナー(パワコン)の後継機種が限られている場合が多いです。そのためパワコン単体の交換だけで済まそうと思っても、モニターや通信ユニットなど周辺機器ごと入れ替えが必要になるケースが少なくなく、結果的に機器代や工事費が想定以上にかかる原因になっています。
またメーカー保守は「純正で揃える安心感」がある反面、部材や工賃が割高になる傾向もあります。もちろん長く安全に使うためには純正の安心感も大事ですが、場合によっては互換性のある別製品や、将来を見据えて蓄電池をセットで導入する方が経済的に有利になることも。
このように、修理費が高くなる背景には機種の互換性や純正維持のコストが関係しています。だからこそ、まずは太陽光の設置機器を確認の上、比較検討して、後悔のない形で進めていくことが大切です。
修理費を抑えて京セラ太陽光を直すポイント
京セラ太陽光の修理費を抑えるポイントは、過剰に修理をしない、既存のメーカーにこだわりすぎないことです。また自治体によっては補助金がでたり、自然災害による故障には保険が使える場合もございます。各種申請手続きもおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
太陽光発電の修理は、いざ見積もりを取ってみると「思ったより高いな」と感じる方が少なくありません。でも、発電を止めたままにしておくと、これからも上がり続ける電気代の負担が家計にのしかかってしまいます。早めに修理をして発電を再開したほうが、結果的には電気代の節約になり、お財布にもやさしい選択です。
ただ、屋根のパネル(モジュール)に不具合がある場合は少し注意が必要です。パネルだけ部分的に直すのが難しいケースや、安全に作業するために足場が必要になることもあり、費用とのバランスをしっかり考えて決めることが大切です。
故障の症状や設置状況、またご家庭の事情によって、おすすめの修理方法や交換機器も違ってきます。太陽光発電の修理どうしようかな…と迷っている方、まずはお気軽にご相談ください。
京セラ太陽光の修理やパワコン交換にかかる期間と流れ
京セラの太陽光発電が故障したとき、「修理ってどのくらい時間がかかるの?」「いつ頃からまた発電できるの?」と不安に思われる方も多いです。ここでは、修理やパワコン交換の一般的な流れと期間の目安を分かりやすくご説明します。
まずはお電話やLINEなどで症状をお伺いし、設置年数やモニター表示、エラーコードの有無を確認します。そのうえで必要に応じて現地調査を行い、機器の型番や配線の状況をしっかり調べます。お見積もりまでは、通常1週間から10日ほど見ていただければ大丈夫です。
お見積もりにご納得いただければ、機器の手配を進め、在庫状況にもよりますが2〜4週間ほどで工事の日程を確定できます。パワコン交換のみなら半日程度で終わることが多く、複数機器をまとめて交換する場合でも通常は1日で工事が完了します。
なお、自治体の補助金を使う場合は申請手続きが必要になるため、少し長めに期間がかかるケースもあります。なるべくスムーズに進められるようサポートいたしますので、気になる方は早めにご相談ください。
「思ったより早く終わって安心した」「また発電ができてホッとした」というお声も多くいただきます。京セラ太陽光の修理やパワコン交換を検討中の方は、まずは今の症状をお聞かせください。無料で状況を診断し、どのように進めるのが一番良いか一緒に考えていきましょう。
古い京セラ太陽光をこれからも活かすなら|蓄電池という選択肢も
京セラの太陽光発電を長くお使いのご家庭では、「屋根のパネルはまだしっかり発電してくれているけれど、この先どう活かしていけばいいのか…」と迷われる方が多いようです。売電価格は年々下がっており、せっかく発電した電気を安い価格で売るよりも、これからは蓄電して自家消費したほうが家計にプラスになるケースが増えています。
電気代も上がり続けている今、「最近、近所でも蓄電池を設置したって話をよく聞くようになった」というお声もよくいただきます。京セラの太陽光は設置から10年以上が経っていることが多く、パワコンを交換するタイミングで蓄電池の導入を一緒に検討される方が増えているのも自然な流れです。
もちろん、最適な選び方はご家庭によって変わりますが、これからも太陽光をしっかり活かしていくために、一度蓄電池を選択肢に入れてみるのもおすすめです。京セラの「単機能型蓄電システム Enerezza(エネレッツァ)」だけでなく、他メーカーの蓄電池とも比較しながら、ご家庭にぴったりの機種を選びましょう。
「うちの場合はどうなんだろう?」と少しでも気になった方は、どうぞお気軽にご相談ください。
よくある質問|保証や保険、他社で設置した太陽光も修理できる?
- 保証が切れてしまったんですが、修理できますか?
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はい、大丈夫です。保証期間が過ぎていても、修理や機器の交換は可能です。むしろ設置から10年以上経って保証が切れたタイミングで、パワコンなどの不具合が出るケースが多いため、同じようなご相談をよくいただきます。費用を抑えた修理プランもありますので、まずはお気軽にご相談ください。
- 火災保険は使えますか?
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はい、台風や落雷、積雪などの自然災害が原因で壊れた場合は、火災保険を使って修理できることが多いです。申請には見積書や現場の写真などが必要ですが、必要な書類は当社で揃えられますのでご安心ください。
- 他社で設置した太陽光発電でもお願いできますか?
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もちろん対応しています。販売店がなくなったり、疎遠になってしまった場合でも問題ありません。メーカーや工事業者に関わらず、一度現地を拝見して最適な修理方法をご提案しますので、まずは状態を教えてください。

監修者プロフィール
蓄電池・太陽光アドバイザー 内田 博己
株式会社ジャパン電気
代表取締役/第二種電気工事士
太陽光業界で15年以上の実績。蓄電池・太陽光の販売・保守・修理対応に精通し、全国のご相談をサポートしています。
国家資格「第二種電気工事士」保有。