ニチコンの蓄電池『ESS-U4M1』は、11.1kWh大容量で価格・性能面でおすすめです。
光熱費の負担増などにより省エネルギーの重要性がますます注目される現代社会において、蓄電池システムはますます重要な役割を果たしています。
再生可能エネルギーの普及により、太陽光などの自然エネルギーの活用が増えていますが、そのエネルギーを効果的に保存し、需要の変動に対応するためには信頼性の高い蓄電池システムが必要です。
ここで注目すべき製品が、ニチコンが開発した蓄電池システム『ESS-U4M1』です。
この記事では、『ESS-U4M1』の価格、性能、補助金についてご紹介し、さらにおすすめポイントについても探っていきます。
まず、『ESS-U4M1』の価格についてです。価格は導入コストを考慮する上で重要な要素であり、多くのユーザーにとっては慎重な選択を迫られるポイントです。その点、ニチコンの『ESS-U4M1』は、競争力のある価格設定がなされています。コストパフォーマンスに優れた『ESS-U4M1』は、幅広いユーザーにとって手頃な選択肢となります。
次に、性能面に注目します。『ESS-U4M1』は、高いエネルギー効率と長寿命を実現するために、ニチコンの最先端の技術が活用されています。この蓄電池システムは、エネルギーの効果的な貯蔵と放出を可能にし、安定した電力供給を提供します。また、高い耐久性と信頼性により、ユーザーは長期的なメンテナンスや交換の必要性を最小限に抑えることができます。
補助金は、蓄電池の普及を支援するために、自治体や各団体などで提供されています。『ESS-U4M1』は、そのような補助金制度の対象となる可能性が高く、導入コストを抑える上で重要なメリットとなります。
補助金制度の組み合わせによって、より手頃な価格での導入が可能となります。蓄電池システムの採用を検討している方々にとって、補助金制度は魅力的な選択肢となること間違いありません。
補助金は、お住まいの地域や検討時期によって様々な制度が存在するため、まずはお問い合わせください。
ニチコン全負荷対応・200V対応モデル
システム型式 蓄電容量 | 希望小売価格 (税抜き) |
ESS-U4M1 11.1kWh | 3,700,000円 |
ESS-U4X1 16.6kWh | ¥4,500,000円 |
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ニチコン蓄電池『ESS-U4M1』仕様
ニチコン「ESS-U4M1」仕様
仕様項目 | 仕様 |
外形寸法 (蓄電ユニット) | W 1060 × H 1250 × D 300 mm (突起部含まず) |
外形寸法 (リモコン) | W 170 × H 140 × D 23.1 mm |
質量:蓄電ユニット | 190kg |
蓄電池種別 | リチウムイオン蓄電池 |
蓄電池容量 (初期実効容量) | 11.1kWh (9.4kWh) |
定格出力 (系統連系運転時) | 3.0 kW ± 5 % |
自立運転出力定格 | 片相 1.5 kVA ± 5% 合計 3.0 kVA±5% |
本体設置場所 | 屋外 |
設置可能温度範囲 | -10℃〜40℃ |
運転可能温度範囲 | -10℃〜40℃※3 北海道では使用不可 |
希望小売価格 (税抜価格) | ¥3,700,000 |
ニチコン蓄電池
「ESS-U4M1」価格相場
ニチコン蓄電池「ESS-U4M1」は、単機能蓄電池のため、太陽光発電の既存パワコンをそのまま活用します。ハイブリッドタイプの蓄電池と比較すると太陽光パワコンの設備更新がない心配は残りますが、太陽光発電のパワーコンディショナの製品寿命まで使い切ることで、コストメリットを教授できます。
実価格は、工事・補助金の内容で施工費が変わり明記できないですが、他メーカーと比較しても、高性能で安く設置できる蓄電池です。
価格相場がお得な「ESS−U4M1」はこんな方におすすめします。大きな蓄電容量が良いができるだけ設置費用を抑えたい方、太陽光のパワコンが故障して蓄電池を検討する際は、他機種の太陽光・蓄電池のパワコンが一つになったハイブリッドタイプの蓄電池をおすすめします。
「ESS−U4M1」の蓄電池メーカー「ニチコン」は、家庭用蓄電システムの累積販売台数、国内No.1なので品質と実販売価格、共に優れた製品です。
ニチコン蓄電池 ESS-U4M1/ESS-U4X1
システム型式 | 希望小売価格 (税抜) |
ESS-U4M1 11.1kWh | 3,700,000円 |
ESS-U4X1 16.6kWh | 4,500,000円 |
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「ESS-U4M1」のメーカーは
「ESS-U4M1」のメーカーはニチコン株式会社です。
- ニチコンってあまり聞いたことがないメーカーですが大丈夫?
-
太陽光発電システムを製造するメーカーではないので、あまり馴染みのない方もいらっしゃると思いますが、家庭用蓄電システムの累積販売台数、国内No.1なので信頼できるメーカーです。
蓄電池は長期にわたり使用する設備なので、メーカーは、事業の撤退リスクもよく考えて選ぶことをおすすめします。
ここ数年、多くの太陽光発電のメーカーが事業撤退を表明しています。いくらメーカー保証が付いていても事業撤退したメーカーを長期稼働させるのは、故障時の不安が残ります。
これらのことを総合的に考えてニチコンは、家庭用蓄電システムの累積販売台数、国内No.1なので市場シェアがあること、また国内メーカーであること、今後普及がすすむV2Hシステムのトップメーカーであることをを踏まえて、もっともおすすめできるメーカーのひとつです。
- V2Hシステムとは?
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V2Hシステム(Vehicle-to-Home System)は、車両と家庭の間で電力を相互に供給するシステムのことです。このシステムでは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)のバッテリーを使用して、車両から家庭への電力供給や逆に家庭から車両への電力供給が可能です。
V2Hシステムでは、車両のバッテリーを家庭の電力需要に活用することができます。たとえば、停電時や電力需要が高まるピーク時に、EVやPHEVのバッテリーの電力を家庭で利用することで、照明や家電製品などの電力を確保することができます。これにより、停電時の生活の維持や電力需要のピークカットに役立つことが期待されています。
逆に、V2Hシステムでは家庭の電力を車両に供給することも可能です。たとえば、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用して家庭で発電した電力をEVやPHEVのバッテリーに充電することができます。これにより、再生可能エネルギーの余剰電力を蓄えることができ、車両のバッテリーを利用して移動時にその電力を使用することができます。
V2Hシステムは、エネルギーの効率的な利用や電力需要のバランス調整、再生可能エネルギーの活用など、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献する技術として注目されています。
「ESS-U4M1」の特徴は
運転モード
太陽光発電システムにおいては、一般的にFIT(固定価格買取制度)やその他の売電価格契約が設定されています。これにより、システムの導入者は一定期間にわたって固定された価格で電力を売ることができます。
FIT(固定価格買取制度)の(10年間の期間)か卒FIT(10年以降)かで、選ぶ運転モードを切り替えます。
蓄電池の運転モードをリモコン(モニタ)から切り替えることで、状況に応じた経済的な運転をおこないます。
工事のタイミングは10年ピッタリに合わせるほうが良いの?
売電価格が下がる前に蓄電池を設置しておいて、売電価格が変更されるタイミングで運転モードを切り替えます。
自動運転モード
運転モード | 運転内容 |
経済モード | 売電を優先させる運転モード |
グリーンモード | 蓄電を優先させる運転モード |
経済モード
太陽光発電システムの設置から10年間は固定価格買取制度で売電を優先させます。
売電を優先させる期間に合う運転モードがこの「経済モード」です。
グリーンモード
太陽光発電システムの設置から10年以降は蓄電を優先させます。蓄電した電気を有効に使うことで、電力会社からの電気の購入を抑えます。蓄電池が満充電になると売電することになります。
蓄電を優先させる運転モードがこの「グリーンモード」です。
その他の運転モード
運転モードに、手動運転モードがあり、充電・放電・待機がありますが、通常時は使用する機会はないでしょう。
手動 運転 モード | 充電・放電・待機があり、 通常時は使用しない |
充電 | 蓄電池に充電のみを行い、 家庭への電力供給(放電)を 行わない設定です。 フル充電状態になると、 待機状態になります。 |
放電 | 蓄電池から供給(放電)のみを行い、 充電を行わない設定です。 充電量がなくなると放電動作を 終了し待機状態になります。 |
待機 | 時間帯に関係なく、充放電を 行わないモードです。 充放電を止めたい場合に設定します。 通常は使用しません。 |
AI自動制御
インターネットの回線があり、設置後にニチコンオーナーズ倶楽部に加入すると、AI自動制御も使えます。
蓄電容量
ニチコンの単機能蓄電システム「ESS-U4M1」は、11.1kWhの蓄電容量ですが、もっと大きな蓄電容量の16.6kWh「ESS-U4X1」の製品ラインナップもあります。
念のためお伝えしますが、11.1kWhでも十分大容量です。予算に余裕があったり、太陽光発電の発電量が大きい場合には、16.6kWhの「ESS-U4X1」も比較検討すると良いでしょう。
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ニチコン単機能蓄電システム 型式 | 蓄電容量 |
ESS-U4M1 | 11.1kWh |
ESS-U4X1 | 16.6kWh |
ニチコン蓄電池「ESS−U4M1」
の設置場所
蓄電池の設置場所は屋外設置です。
サイズは、W 1060 × H 1250 × D 300 mm 重量は190kgなので、かなり頼もしいボディです。
蓄電池の設置場所は、設置する敷地スペース、設置場所の方位・日当たりなどを考慮する必要があります。
ニチコン蓄電池の補助金
蓄電池の補助金は、自治体やその他団体などが使える場合があります。ただし設置時期や蓄電池機種によって補助金額や申請方法など様々です。
こちらで全て紹介しきれません、いざ検討時期には終わっていたり、発表は後でも水面下で準備しておかないと補助金申請が難しいこともあるので、蓄電池を検討されるのであれば事前にご相談ください。
お問い合わせいただきましたら、お客様にあった蓄電池の補助金を個別でご案内させていただきます。
東京都は、補助金最大120万円!蓄電池を設置しないともったいないぐらい、かなり恵まれた補助金がありますので、ぜひ実際どれだけお得になるか無料でご確認ください。
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停電時の運転
自然災害や停電時に、家庭用蓄電池は非常に重要な役割を果たします
蓄電池に蓄えられたエネルギーは、停電時に家庭内の重要な電力需要を補完するために使用されます。照明や通信機器、冷蔵庫、暖房装置などの必要な機器を稼働させることで、生活の安全性と快適さを保つことができます。
ESS−U4M1のバックアップ方式は
停電時の バックアップ方式 | 停電時の蓄電池の働き |
全負荷 | 停電時に家全体をバックアップ |
特定負荷 | 停電時に特定の負荷だけをバックアップ |
全負荷方式
全負荷方式では、蓄電池システムは家庭または事業所のすべての電力需要をバックアップします。つまり、停電時には家庭全体の電力供給を蓄電池から行います。この方式では、照明、通信機器、冷蔵庫、エアコンなどのすべての電力使用機器がバックアップされ、生活や業務の中断を最小限に抑えることができます。また、電力需要が急増するピーク時にも、蓄電池が補完的な電力供給を提供し、電力需要のバランスを保つことができます。
全負荷方式の利点は、停電時や需要ピーク時においても、生活や業務の中断を最小限に抑えられることです。家庭や事業所のすべての機器がバックアップされるため、快適さや生産性を維持しながら、安定した電力供給が可能です。
200V対応
停電時にも200Vの電化製品が使えるので便利です。例えば、リビングのエアコンが200Vの場合やオール電化住宅でIHクッキングヒーター・エコキュートなどを使っている場合に、停電時に200Vを気にすることなく使用できます。
200V対応でない蓄電池は停電時200Vの電化製品を使用することはできません。
ただし200Vの電化製品は消費電力が大きいので、停電時は消費電力量・蓄電池残量に気をつけましょう。
停電の時にどのくらい電気が使えるのかは、蓄電池を選ぶ際の大事なポイントです。
11.1kWhの蓄電容量は、下記メーカーの事例では、24時間以上は電気が使えます。
停電時、電気を長時間使えるよう、エアコンやIH機器など、電力を多く消費するものの使用には気をつけましょう。
停電時の使用可能時間
使用機器 | 消費電力量のめやす |
TV 9時間 | 0.58kWh |
照明 7時間 | 0.28kWh |
スマホ 2時間 | 0.09kWh |
ルーター 24時間 | 0.36kWh |
冷蔵庫 24時間 | 1.2kWh |
エアコン 21時間 | 6.3kWh |
IH調理器 0.5時間 | 0.45kWh |
これだけ使っても約9.3kWhです。11.1kWhなら連続24時間以上給電
使用する電化製品や使用状況によって上記の通りにならない場合があります。
実際の消費電力量は、蓄電池設置前に事前に確認しましょう。
停電時に、どの電化製品を使い、どの電化製品の使用を控えるべきが事前に確認しておくことで、災害の停電時効率良く蓄電池の電気を活用できます。
蓄電池メーカーのカタログの消費電力量はあくまで、参考程度にすることがポイントです。
AIサービス
ニチコンオーナーズ倶楽部の申し込みすることで、AI自動制御が無料で使えます。
翌日の「天気予報」「発電量」「電力使用状況」を予測して余剰電力を算出して最適な運転をAIの判断でおこないます。
ニチコンオーナーズ倶楽部のサービス(無料登録)
- 見守りサービス
- 気象警報・早期注意情報自動制御
- AI自動制御
* AI自動制御は、便利な機能ですが、まずはご自身で消費や発電の状況を確認して上手に蓄電池を活用しましょう。(昨今電力コストの上昇により、夜間電力も電力価格が上がっているため)
むやみに夜間電力を充電すると非効率になるケースも見受けられます。
保証
蓄電池本体の保証期間は15年(有償)があり安心です。
ニチコンは国内メーカーで家庭用蓄電池のシェアも高いので保守サービスの面でも品質が期待できるのではないでしょうか。
ESS−U4M1 保証紹介
保証制度 | 内容 |
本体保証 | 10年 5年延長保証(有償) |
自然災害補償 | 10年 |
室内リモコン | 5年 |
切り替え分電盤 | 1年 |
機器保証
蓄電池の本体保証が5年延長保証を申し込みすると、15年なので安心です。
リモコンの保証は5年・切り替え分電盤は1年です。本体保証の5年延長は忘れずに申し込みしましょう。
災害補償制度
自然災害補償は10年です。数年おきに災害が発生している印象があるので、蓄電池に災害補償がついているのは安心できます。
「ESS−U4M1」をおすすめする理由
「ESS-U4M1」の特徴(メリット)は、大容量、停電時の全負荷バックアップ・200V対応ですが、1番の特徴(メリット)は、コストパフォーマンです。11.1kWhの大容量蓄電池を安く設置して恩恵を教授しましょう。
延長保証を申し込みすることで、プラス5年の本体保証15年が使え、長期間安心して蓄電システムを使用できます。大容量の蓄電池を検討するならニチコンの「ESS−U4M1」をぜひ候補にいれましょう。
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ニチコン蓄電池
「ESS-U4M1」まとめ
ニチコンの「ESS−U4M1」大容量11.1kWhの蓄電池です。
ニチコンの単機能蓄電システムは、「ESS-U4M1」11.1kWhの他に、16.6kWhの「ESS-U4X1」もあるので、消費電力・発電量が大きいご家庭は比較検討すると良いでしょう。
単機能蓄電システムは、太陽光発電システムのパワコンは既存のまま使用するため、コストパフォーマンスに優れます。まだ使える太陽光発電のパワコンを交換するのはもったいないなぁと感じるなら、「ESS-U4M1」を検討すると良いでしょう。
ニチコンの単機能蓄電システムは、歴史があるのでシステムの安定性も期待できるのではないでしょうか。
「ESS-U4M1」を検討するなら、最新の補助金・業界情報で現役プロが全力でサポートしていますので、お気軽にお問い合わせください。
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