蓄電池、雨の日のポイントはHEMSと電気料金プラン、実際使える時間も紹介

雨の日の蓄電池の働きを紹介します。

目次

雨の日の蓄電池の運転

日中の運転

雨 ・蓄電池の運転

雨の日は蓄電池の電気を使って電気代を抑えます。短時間で蓄電池を使い切らないために消費電力と蓄電池の容量のバランスが大切です。

晴れ間・蓄電池の運転

雨の日でも少しの間、晴れることがあります。

雨の日の貴重な晴れた時間に太陽光発電システムから蓄電池に充電します。

この時重要なのが充電のスピードです。

蓄電池の充電は2kWの蓄電池が多いですが、太陽光発電の発電量が大きい場合には急速充電が可能な蓄電池を選ぶと、短時間で、多くの電気を充電できるため大変便利です。

深夜の運転

深夜に蓄電池は電力会社から割安な時間帯の電気を購入して充電します。

深夜電力は電気の契約によりますが、日中より安く電気を購入することができるためお得です。

蓄電池に充電するか、しないかは、次の日の天候で決まります。

次の日が雨予報なら、翌朝の発電が見込めないので前日の夜のうちに蓄電池に充電します。

次の日が晴れ予報なら、蓄電池に空きがないと太陽光発電システムからの電気を充電することができないので、空けたまま、翌朝の発電を蓄電池に充電します。

深夜の蓄電池の運転はHEMSが重要

HEMSがあるとき

HEMSがあれば、インターネット回線で天気予報の情報を取得して、翌日の天候に応じた発電を予測します。

蓄電池は深夜、電力会社からの電気を購入せず蓄電池が空いているので無駄なく充電することができます。

HEMSがないとき

便利なHEMSですが、ご家庭にインターネットの回線がなければ使うことでできません。

一部の機種で蓄電池自体にLTEがあり、ご家庭のネット回線を使わないHEMSのサービスがありますが、無料期間後にサービスを受けるには、毎月費用がかかるので無理にHEMSにこだわることはありません。

インターネットを蓄電池以外で使用するのであれば、これを機会にネット回線をひくことを検討してください。

インターネットを他で使わなければ、ネット回線に毎月4,000円〜6,000円ぐらい費用がかかるので必要はありません。

電池に安い深夜電力を充電

雨の時は蓄電池の電気を使って電気代を抑えます。

前日の深夜に割安な深夜電力を購入するのですが、お昼と比べてどのくらい電気単価が違うのか紹介します。

深夜電力はお昼とくらべてどのくらい安い?

時間帯別の電気の契約は、深夜の時間帯の電気の単価は、おおよそお昼の単価と比べての30%〜50%くらいに設定されています。電気料金を下記に紹介します、深夜の安い単価を確認してみてください。

また夜間の時間帯は、ナイトタイムとよばれる事が多いですが、契約の種類によって設定された時間が違いますので注意が必要です。

関西電力の電気料金紹介

はぴeタイム

デイタイム 夏季7月〜9月末34.95円 10時〜17時 
デイタイム 他季31.77円 10時〜17時 
リビングタイム23.47円 7時〜10時 ・17時〜23時
ナイトタイム10.7円 23時~7時

eスマート10

デイタイム 38.62円 13時〜16時
リビングタイム 夏季7月〜9月末30.20円 8時〜13時 16~22時
リビングタイム 他季27.45円 8時〜22時
ナイトタイム15.36円 22時~8時

他季は夏季以外の期間とします。

正確な最新情報は関西電力のホームページをご確認下さい。

東京電力の電気料金紹介

スマートライフプラン

午前6時〜午前1時25.8円 
午前1時〜午前6時17.78円 

正確な最新情報は東京電力エナジーパートナーのホームページをご確認下さい。

雨の日に蓄電池は何時間使える?

雨の日に何時間電気を使えるか?

気になるところですよね。

蓄電池を使用できる時間は蓄電容量、ご家庭の消費電力の大きさによって変わります。

消費電力が大きい場合・小さい場合をそれぞれ紹介します。

ご家庭の消費電力が大きい場合

ご家族の人数が多いご家庭やエアコンや電気の暖房機器、ドラム式洗濯機などをよく使う場合は消費電力が大きい場合で見ていただくと良いです。

太陽光発電を設置済みの場合には、雨の日にモニタで消費電力をチェックすると確実です。

消費電力が2.0kWhぐらいの場合

蓄電池の容量運転可能時間
4kWhおよそ2時間
6.5kWhおよそ3時間弱
9.8kWhおよそ5時間
11.1kWhおよそ5.5時間
14.08kWhおよそ7時間
16.6kWhおよそ8時間弱

あまり電気を使わないご家庭

エアコンの不要な季節や、同居ご家族が少ない場合はこちらを参考にしてください。

消費電力が1.0kWhぐらいの場合

蓄電池の容量運転可能時間
4kWhおよそ4時間
6.5kWhおよそ6.5時間弱
9.8kWhおよそ9.8時間
11.1kWhおよそ11.1時間
14.08kWhおよそ14時間
16.6kWhおよそ16.6時間弱

蓄電池の初期実効容量や設置環境・経年劣化により、実際にはもう少し使える時間は短くなると予想されます。

蓄電池は雨の日にどんな動きをする まとめ

雨の日の蓄電池は、蓄電された電気を使って、電気の購入を抑えるための運転をおこないます。

蓄電池の使用できる時間は、蓄電容量と消費電力によって変わります。

消費電力と必要な使用時間、太陽光発電の発電量から、蓄電池の容量を考えましょう。

蓄電池の充電方法は、太陽光発電からの発電から充電する方法と、電力会社から深夜電力を購入し充電する方法がありますが、雨の時には深夜電力を利用して充電するので、選択可能な電気料金プランを確認しましょう。

蓄電池は、適正価格・補助金・商品知識が大切です。プロの無料サポートで後悔のない蓄電池選びをおこないましょう。

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